会長挨拶
同窓会の皆さん今日は!!唯今会長として承認いただきました文理学部七回生の守矢と申します。 本日は各界各層でご活躍の皆さんと年度当初のご多忙中、また楽しみの連休中にもかかわらず、このように多数のご参集をいただき、こうして直接お会いできますことは私共役員にとりましては大変な喜びでございます。特にこの設立総会を盛んにするために文理一回生の原昭夫さん、二回生の児玉敏夫さん等が遠路より馳せ参じて下さり感激のいたりです。また、教室の中央付近に齋藤素教授のお元気なお姿に接したときは懐かしさで一杯でした。感謝申し上げます。 先程の経過報告の中にもありましたように、前年度より設立準備会を幾度となく重ね今日の日を迎えました委員の皆さんのご苦労に敬意を表しますと同時に、この設立に向けて種々ご尽力、ご指導をいただきました学科主任先生を始め大学関係者の皆様に心よりお礼と感謝を申し上げます。
さて、今日国立大学も独立行政法人化により一つの大きな曲がり角に来ております。従いまして我々にも従来の大学とその卒業生という枠だけでは大学も立ち行かない時期にまいっているのではないでしょうか。本学にはすでに「理学部同窓会」があり、盛大に活動をしておりますことは皆さんもご承知の通りです。ではなぜまた数学同窓会が・・・と考える人もおりましょう。しかし、法人化で大学の存継発展が地方社会とどうかかわりを持って進行・発展・成長するべきかを大学と手を携えて見守る必要というか責任が一層我々に負荷されたと認めざるを得ません。このような観点からも約半世紀を経て、卒業生も1500名を超えようとする現状の中、数学同窓会の存在意義が大いにあるのではないかと考えます。もとより「同窓会」は会員の旧交を温め、同窓で学んだ者の相互の連帯を深め、大学との連携を一層密にして、両者の発展を計る場でありますが、まだ出発点に勢揃いしたばかりで、「何ができ」て「何をなすべき」かを、模索中であります。今後会員の皆さんの多数の忌憚のないご意見ご要望をファックスやインターネット等でどしどしお寄せいただき、より良い数学同窓会にしていきたいと申し上げ、まとまりませんが私の挨拶といたします。
ご静聴を感謝いたします。
平成16年5月1日 設立総会挨拶より
会長 守矢 武久